2007年2月6日火曜日

反論のゲイツ

ビルゲイツ氏が、最近のAppleによるWindows Vistaに対するCFに不快感を示し、反論した…らしい。
まあ、いろいろあるけど、大きく二つ。

一つは、アップデートに関する話。
…まあ、これはAppleが示してたらしいが、Vistaにアップデートするには、大多数の人は新しいマシンの購入が望ましい。決して、ゲイツ氏がいうようには出来ていない…とのらしいね。まあ、元々重かったOSのXPより、更に重い処理を標準で要求するOSなのだから、仕方ない話だと思う。我慢して使う事は出来るんだろうけど、その場合は2kやXPからVistaにする理由はなくなるはずだし。

次に、セキュリティの話。
これは昔から言われているが、はっきりいえば、どのOSでも潜在的なリスクは必ずある。コンピュータウイルスやトロイの木馬のようなものは、どのOSでもリスクは変わらないと思う。
でも昨今の俗にいうウイルス問題は、Windowsシリーズの根本的な考え方の問題による話で、発想次第では、簡単に作成し、致命的な問題を引き起こすものが多い。稀に他のOSでもあるが、大体がポカミスですぐに修正される。でもWindowsは、それが仕様なので、セキュリティホールの修正には、その仕様を有効にしたまま、場当たり的な回避手段も多々見受けられる。
ゲイツ氏は反論で、Macは毎日のように不具合報告が出るが、Windowsは出ても月に一回だという。でも、Macのは、基本的にUNIX系のツールの報告で、特殊な使い方をしない限り、問題になる事は少ない。それこそ、Mac自体の不具合は、月に一回あるかって程度だ。対するWIndowsは、通常の使い方で問題になるものも多い。特に、対策をしていないユーザーが狙われるものも多々ある。…まあ、これは致命的な不具合を作るのが簡単なのもあるけど、よく言われるユーザー数が多いので、狙われやすいってのも大きいのだけど。

今回、新OSとなり、ウリの機能が根こそぎ開発失敗した事もあるので、急遽ウリになるのが、どうしても今まで通り“便利”な機能になる。この便利ってのは、OSではどうしてもセキュリティホールになりやすい。実際、Mac OS Xでは、いくつかの機能は少々不便だけど、セキュリティの事を考えてだと思う。

まあ、ゲイツ氏がAppleのCFを不快に思ったのは仕方ないとして、ちょっと反論は…微妙かな。