評判は聞いてたけど、…まあ、ひどいね。
内輪向けの同人映画で、見るべき点は反面教師になっているとこくらいって感じ。
逆に、反面教師的に見る分には、かなりおすすめな気もする…前後の解説以外は。
とりあえず、見せる側の気持ちが上滑りし過ぎなのが問題だ…見る側が不在なのな。
様々なテクニックを駆使する前に、まずは王道で行くべきだったと思う。
まずは、二点の問題がある。
ゾンビ物なのに、ゾンビが描かれていない。これは、本当に恐ろしいのは人間だ的なテーマの元に、肝心のゾンビがおろそかにされているんだと思うし、そこをおろそかにしちゃうから、世界観もおろそかになっている。
次に、時間が前後してるが、あれは邪魔だ。やるなら、最初のだけにして、あとは時間軸通りにやらないと、見てる方がついてこない…というか、それをする程のネタが無いから、無意味過ぎて、鬱陶しいだけだった。
なんか、俺様はこんなにゾンビ物を知っているんだぜ…的な、傲慢な映像にしか見えない。
そして、上手く映像化する腕があるワケじゃないので、口だけオタクの撮った自己満足映像の域を脱していない感じ。
まあ、最後まで見たら意見が変わるのかもだけど、とりあえずツカミは、さっぱりだったよ…ゲームのPVとかは、いい感じなのにね。