バンダイビジュアルの次期メディア用のプロジェクトであるオネアミスの続報を見た。
そこで、コードギアスがDVD三巻までの合計を、その時点で22万本とかって出てたよ。
最近ではダントツであり、一説ではエヴァを超えたとも言われているらしいが、…正直作品としての出来は、個人的には納得いかなかった感じで。
好みでダメだとかならいいんだけど、どうもしっくりこないんだが、この記事を読んで、ちょっと思うトコがあるようになったかも。
要は、ライト向けに徹してるって作品なのかもって感じか…。
ロボット物って感じっぽいのだが、正直ロボ系ではダメダメだ。最低限の展開に、出来る限りは盛り込んだよって感じ…つまりおまけ程度なのだ。
脚本に関しても、元々4クールの作品のせいか、今の段階の第一期では、はっきり言えば何もなかった脚本だった。おおざっぱな舞台の説明と、タイトルにもなってるギアスの感じを見せるに止まっている。要は、序章だったって感じだ。…まあ、これは後半がまだ残ってるのでいいとして、各話のつながりも非常に乏しい感じで、これはSEEDの頃にあったらしい発言で、一般の人が気楽に見れるように、毎回見てなくても少々見逃しても見れるように、その場その場な作品にするって話、SEEDの時はそこまで上手くはできなかったようだけど、今回のはかなり出来てる感じかも。…まあ、その分毎回見てるとイライラするワケだが…。お話や展開がズタズタにしたけど、そのままじゃ支離滅裂なだけなので、大雑把に伏線を用意しておく…それを、適当なタイミングで大げさに回収すれば、それだけで見てる方は簡単に騙されるワケだ、ああちゃんと繋がったお話だったんだと、…そう安心してくれれば幸いって感じだろうし、実際そうなってるみたい。しかも、一応表向きはちゃんと伏線を張って数話空けて回収してるワケで、なんかしっかりとした作品って思われてるっぽい…のかな。その数倍投げっぱなしがあるんだけど、…もしやいつか回収してくれるって思ってるのかも…。
ここまでの話、簡単にいえば、中身を凝ってもオタク受けするだけだから、そっちは無視してでもライトな人に見てもらいやすくしようっと試みてるって感じやね。
まあ、単純で見栄えのいい伏線に、適当に見れる程度の脚本、そこにカッコイイけどちょっとおちゃめなキャラ達を配置し、シリアスとギャグをバランス良く散りばめた展開、しかもインパクトのあるセリフや演出を散りばめるって感じなので、…まあ、そっち系の人や、気軽に見れればいいやぁって層には受けるのかな。
実際、キャラの造りは一級で、みんな表と裏を用意し、裏には程よい影が見え隠れするようにする…んだけど、結局この辺りもインパクトのため使い捨てでしかなかったんだけど…この適度さが良かったんかねぇ。
ここまで考えていくと、腐女子向けにキャラを用意し、整合性がなくてもインパクトだけ進める事によって、その場だけで見た気になれる状態にする…ま、絶対全話見るって人じゃなく、なんとなく見るってライトユーザーを確保、…そういう風に見てもらえれば、なんとなく面白かった気もするんだろうし、それが狙いなのかも。…なんか、週刊連載まんがとか、韓国ドラマみたいな造りって気がする。
まあ、売れればOKなんだろうねぇ。漠然とは、納得できるような気もするので、これでいいや。