2007年3月16日金曜日

まなびは、ドラえもんである。

まあ、たまに目に付いたブログとかのまなびの感想を読んだりする。
まなびの演出の素晴らしさを説くブログも多々ある。
まあ、おいらは前にも書いたけど、今回は素直に見てるので、いろんな事を論じるほど、深く見てないわけだが…なんか、素っ頓狂な感想を読んでしまった。

ちなみにそこの主は、先にまなび自体はなんとなく好きって事を書いてある。
しかし、他のブログであるような演出の数々は他の作品でもより高度な形で実現されているものであり、大したものではない、と。数々の言わば小手先の演出は無視して、脚本を見れば、こちらも視聴者にはカタルシスの味わえない、単純であり且つ捻くれたものである、と。他の作品で負けている演出に頼るのではなく、セリフで出した方が視聴者には伝わりやすく、そちらにしないのはダメだって感じだった。
一例では、例えばまなびの成長が見てとれず伝わらない…とか。…でも、これは今の段階って感じだけど、他のブログでも散々指摘されてるが、まなびの主人公はどうみても“みかん”だろうと。
また、細かい演出も、一つ一つを単独で比べれば他の作品に劣る場合もあるだろうけど、全体的に行ってる作品は、少なくとも今見てるアニメの範囲では知らないし、多分同レベル以上でやってるのは無いだろう。なぜなら、一つはこれを実現させるために脚本がシンプルなのだって事だ。見てる側に伝わりやすいようにって意味も大きいんだろうけど、作ってる方にもメリットがある。ただ、今回みたいに伝わらなかった場合…シンプルなだけの作品ってなっちゃうんだろうね。

でも、それでも見てて好きって事なんだから、なんとなくは伝わってるんだろう。
メディアミックスの向きが違ったり、色々差異はあるんだろうけど、前のフタコイと変わらん造りである今回のまなびも、前回同様な感じなんだろうねぇ…“考えるな、感じろ”と。
結局、何がいいのか理屈でわからんのなら、素直に見とけって感じだ。多分、ブログ主の好みの作品は、他であるんだろうから、せっかくベクトルの違う作品であり、楽しめてるんだから、素直に見とけって感じだね。


…しかし、某ブログのコメント欄にあった匿名アニメ関係者の意見で、まなびの作画について、髪のグラデやほっぺ等は見ても、チェックのスカートは見てる人があまり居ないって指摘があって、…おいらもあんま意識してなかったかも。まあでも、いろいろやってる事が面白いなぁって感じで。

あと、メディアミックスも、ある意味では活用してるって感じなんだろうねぇ。
まんが版であった生徒会室改装についての“まなび”の役割や、なぜ“もも”がメンバーにいるのかを、まるっぽカットしてたり、どうもゲーム版で描くっぽいが、夏休みの活動をカットとか、脚本としてかなり重要な部分をあっさりカットするとこは、実はすごい事なのではって思うかも。

まあでも、ブログ主は、例に挙がってた他のアニメの演出のための演技と、まなびの演技のための演出の違いはわかってないんだろうなぁ、理屈では…って感じで。