ヱヴァ破の感想のひとつでも書いておくかって感じだけど、単純にいうと…どうも満足度が足らない感じだった。
点数をつけるとすると、100点中80点以上をつけていいんじゃないだろうかってくらい良く出来てた。あくまでもエヴァを知ってる事と、前の序を見てる事を前提だけど、前提条件さえクリアになってるなら、ほとんど文句の付けられない出来なんじゃないだろうか。必要なエピソードを色々改変もありつつ網羅しながら、ダラダラする事もなく急ぎすぎもせずに時間内に収めてちゃんとエヴァ中盤を終えてたし。全体に改変してる感じだけど、エヴァのラインから外さず、セリフ一つとってもエヴァしてる…そう、先読みして想像できるくらいに。エヴァの物語の範疇で精一杯にしかも的確に再配置もしてて、ある意味わかりやすい感じになっていて、全てが高レベルまとまっている。キャラデザも少々頭身が高めになっているが、個人的にはこっちの方が好みだ。3DCGで用意されたロングカットの人物の動きがなんか少々不自然だったけど、…まあ、気にしなくてもいいかなって程度。TV版を完璧とか思ってない限り、不満なんて出ないくらいの作りだった。所々のお遊びも、ちょっと笑えて良かったしね。
…と、評価すると高い評価にしかならんのだけど、どうも物足りなかった…贅沢な話だけど。
しばらく考えてみたんだけど、どうも求めてるものってのと違ったようなんだ。新ネタや大胆な改変を入れてもうまい事見せてたんだけど、そのせいでスゴイTV版って感じじゃ無くなってしまってた…実は前の序の方がこれに当たるかもしれないが、まあこれ自体は正直問題無い。その分、新しい要素があるワケだしね。
で、新しい要素なんだけど、ちゃんとエヴァしてた…んだけど、エヴァの範疇に収まってしまっているって感じだったんだ。TV版エヴァは、エヴァならではって要素があったんだけど、どうもヱヴァにはそれが無い…まあ、今後に期待っちゃそういう事なのかもだけど、…突き抜けて欲しかったかも。