2007年11月2日金曜日

なんか変な記事が出てた

Mac OS Xで初の本格的なマルウエアが出現…とか。
トロイの木馬で、どっかのサイトでQuickTimeの追加コーデックをインストールとかの名目でダウンロードさせ、インストールを迫るとか。ちょっと前でも、新OSではファイアウォールがデフォルトでオフになっていて、セキュリティ上けしからんとか記事にもなってた。
このところ、Windowsはアンチウイルスソフトが必須で、Macには必要ない的な風潮があり危険だとか、セキュリティソフト関係者は言ってるとか…ばっかみたい。

大体、ウイルスはMacでも旧OS時代からあったし、Mac関係でCD-ROMのマスターに混入したとかいう事件もあった。今でも、ベースがUnix系なんだから、そっち方面のセキュリティの問題もあれば、バッファオーバーランとか、Macのアプリ側のセキュリティ問題もある普通のOSだ。
但しWindowsは、メールを受け取っただけで…とか、CDを入れただけで…とか、Webサイトを見ただけで…とか、OSとしておかしいじゃないのかって作りと、操作系がダブルクリック依存やキーボード依存で簡単にアプリを実行しちゃう環境で、両方をあわせると他のOSに比べて段違いに危険だ。Web周りは、単純にIEの問題なんだろうけど、解決手段をMicrosoftが用意する気がないみたいなので、仕方なくアンチウイルスソフトなどのセキュリティ機能を追加するしかない。…まあ、流石にXP SP2以降は、なにか実行する時にワンクッションを置く機能がつけられてずいぶんマシになったかもだけど、正直マシになったってレベルだ。このXP SP2以降とアンチウイルスソフトなどのセキュリティソフトを入れて、やっとMacなどを含む他のOSと似たセキュリティレベルのOSって感じだ。

ファイアウォールにしても、今の個人レベルのユーザで、インターネットに直接つなげてるユーザは少ないと思う。その場合、なんらかしらのルータを使っているとして、そちらにファイアウォールが動いてるはずだ。なので、OSレベルでそこを過大なほどに危険視するレベルではないし、どちらかといえばファイアウォールがインストール直後必ずオフになってるとこより、それによって攻撃される他のサービスが動いている方が問題だ。…代表的な危険っぽいサービスって止まってるよね、OS Xって…まあ、デスクトップOSなので、それでもいろいろと動いてるはずだけど。

しかし、いろいろいってるセキュリティソフト関係者だけど、会社でウイルスバスターインターネットセキュリティ2007を使ってるんだけど、なにか更新をすると、例えば“中程度の変更がありました”的な警告が出るんだ、ソフトを入れると。でも、なんのソフトがどこに何をとか、全くでなく、ただ変更があるから警告を出しました、許可するのかしないのか決めろって出てきても、インストールする気満々のユーザがそれを見て許可しないを選ぶと思ってるのか…ばかみたいと思う。
あくまで、変更が発生した時に、ユーザにワンクッション出来る、裏でこっそり入れささないって意味では、充分に意味があると思うが、今回問題になってるようなトロイの木馬では、全く意味が無い。

まあ、Windows以外のユーザも、セキュリティ上、安心なOSなんて存在しないんだから、慢心しないように気を付けましょうって感じでいいのにな。